ダーウィンが来た!生きもの新伝説

コウノトリ 46年ぶりの巣立ち

翼を広げると2mもある大型の鳥。 ロシアや中国を中心に2000羽が生息している。 日本にもいたが、明治の乱獲で激減し、豊岡周辺にのこるのみとなり、 戦後の松の伐採と農薬により1971年に日本の野生コウノトリは絶滅したが、 1989年ソビエト(現ロシア)から譲…

おみごと!石に化けた魚 アユカケ

紀伊半島南部和歌山県の熊野の古座川。 ダムや堰がほとんどなく、豊かな川で、60種近い魚が暮らしている。 ところがアユカケがなかなか見つからない。 大きな地図で見る 撮影場所を古座川の景勝地の一つである滝の拝(たきのはい)に移動。 落差7mの断崖に滝が…

世界最大の貝 煙を噴く! オオシャコガイ

シャコガイの仲間は8種類おり、沖縄からオーストラリアにかけてのの海で見られる。 番組のオオシャコガイはパラオ共和国で撮影された。 深さ7mほどの海底に、137cm370kgの巨体が鎮座している。 アサリは砂に潜れるし、ホタテは泳ぐことができるといった具合…

超高速! 海を泳ぐアリ ウミトゲアリ

オーストラリア北東部のマングローブに生息するウミトゲアリ。 体長は7mmほどで、背中に4本のとげがある。 海辺で死骸や干潮に取り残された魚の稚魚などを食べて生活している。 大きな地図で見る 海水が出入りする不思議な巣 世界中で1万種以上いるアリの中…

カメレオン のらりくらり

頭の三本の角が特徴的なジャクソンカメレオン。 体長は30cm。 動きが非常に遅く、撮影された個体は50cm進むのに87秒もかかった。 指が向き合っていて、枝をつかむのに都合がよい。 後ろ脚だけで体を支えることもできる。 こんな変わった足をもっているのは、…

忍者ザル のろまの術 スレンダーロリス

インド亜大陸の先っちょ東よりの島スリランカ。 北海道より一回り小さくて、熱帯の森が広がっている。 大きな地図で見る スレンダーロリスは4000万年前に登場し、姿を変えていない原始的なサル。 夜行性で体長20cm程、ネズミやリスのような体格。 昼間は熟睡…

鳥の長屋は大賑わい

大きな地図で見る 奥羽山脈のふもと山形盆地にある、 50m四方ほどの鎮守の森。 イタヤカエデ、イチョウなどが生えており、 特にケヤキは計13本、樹齢800年幹回り5mのものもある。 あちこちに洞(うろ)ができており、鳥の巣作りに好都合。 2月ごろにに鳥があ…

カブトムシの王者!ヘラクレス

南米赤道直下の国エクアドル。 アンデス山脈西側の雲霧林は植物が育ちやすく、昆虫が豊富。 Googleマップでも一帯が白くなっており、雲霧っぷりがよく分かる。 大きな地図で見る カブトムシの大きさ上位10のうち、8種は中南米のもの。 北米と南米大陸が陸続…

壮絶!砂漠の果てに700万羽

大きな地図で見る サハラ砂漠の西端にある、モーリタニアのバン・ダルゲン国立公園(世界遺産)。 ここから20kmほど沖合いにあるアレル島は、 直径150m程度 の平らな砂地からなり、 Googleマップでも色が変わって見える広大な浅瀬の中にある。 このサハラ砂漠…

水中のガンマン テッポウウオ

テッポウウオは、東南アジアからオーストラリア北部にかけて生息する 体長15cmほどのスズキ目テッポウウオ科の魚。 取材があったのは、赤道付近のパラオ共和国。 400種ものサンゴが生息し、マングローブが広がっている。 300を超える石灰岩からなる島々は、…

ハチドリ ハチになりたかった鳥

ハチドリの仲間は北南米で300種ほどいる。 番組では、中米コスタリカのジャングルの奥深くのハチドリを紹介していた。 大きな地図で見る オオスズメバチぐらいの大きさで、虫の様な羽音がする。 また、虫のようにホバリングと瞬間移動の繰り返して飛ぶ。 こ…

追跡!密林のゾウ大移動 マルミミゾウ

大きな地図で見る アフリカ西岸の赤道直下にあるガボン共和国。 国土の半分が熱帯雨林。 このあたりに住むマルミミゾウは、 乾燥地帯で暮らすアフリカゾウに比べ体が小さく、森に適応している。 メスと子供は10〜20頭の群れを作り、 大きくなったオスは一人…

おサルさんだよ!アイアイ

大きな地図で見る マダガスカル島には固有の生物が沢山棲んでいる。 アイアイもマダガスカル固有の生物。 猫ぐらいの大きさで、ふわふわの尻尾を持つサル。 夜行性で鋭い歯と細長い指をうまく利用して餌を食べる。 ヤシの実や、マダガスカル固有のラミーとい…

絶壁落下!ヒナの大冒険 カンムリウミスズメ

大きな地図で見る 九州宮崎県の3kmは沖にある枇榔島(びろうじま)。 1400万年前の火山活動が作り出した荒々しい地形の、 周囲1.5kmの無人島で、50mにもなる断崖に囲まれている。 カンムリウミスズメは世界でも数千羽しか生息せず、 絶滅が心配されている海鳥…

17年に一度!セミが街を襲う

シカゴの17年ゼミは素数ゼミ・周期ゼミとよばれるアメリカ合衆国北東部にすむセミの一種。 13年ゼミというのもいて、仕組みやら種類やらが非常に複雑。 一回ダーウィンが来たを見ただけではとてもまとめられるものではないw 素数ゼミ - Wikipedia 5月ぐらい…

火山が巨大グマを育てる

大きな地図で見る カムチャツカ半島は日本の面積の1.3倍もある大きな半島。 ”カムチャツカ”とは先住民の言葉で”火の国”という意味。 その名のとおり、2000個の火山がある。これは日本の20倍。 この火山群は世界遺産に指定されている。 カムチャツカにはヒグ…

巨大サボテンに生きる

大きな地図で見る アメリカとメキシコの間にあるソノラ砂漠は 北アメリカ最大の砂漠。日本の本州がすっぽり入る大きさ。 300種類ものサボテンが生えている。 サワロサボテン ひときわ目立つのが高さ15mを越えるサワロサボテン。 長さ3cmほどのとげが生え、最…

大発見!農業する魚

大きな地図で見る 石垣島と西表島にはさまれたサンゴ礁の海。 400種類以上の魚が生息している。 500m沖合いでも水深2mの遠浅になっている。 こういったサンゴの海に、農業をする魚ことクロソラスズメダイが住んでいる。 クロソラスズメダイは体長14cmほど。…

石は宝! 南極ペンギン

大きな地図で見る アデリーペンギンは南極最多のペンギン。 繁殖期には南極半島の岩場に600万羽のアデリーペンギンが上陸。 第一陣はオスがやってくる。 海岸から2kmはなれた岩場に30分かけて到着。 南極半島には毎年のように氷雪が解け、 岩場がむき出しに…

黄金コウモリ 大発見

大きな地図で見る コウモリを研究している奈良教育大学の前田喜四雄教授と韓国の昔の鉱山跡を調査。 クロアカコウモリは全世界で200匹しかいない珍しいもの。 大きさは6cmほど。 指と指の間には皮膜があり、一秒間に8回以上羽ばたいて飛ぶ。 乾燥すると破れ…

キツネとガン 極北の攻防

カナダガンvsアカギツネ 大きな地図で見る カナダの国鳥カナダガンは1m10cmほどの大きさ。 約8000羽が1500kmはなれたアメリカ東海岸から繁殖のために、 カナダのハドソン湾にやってきた。 繁殖期には半径500m近い縄張りを持っており、 8000羽で東京都よりも…

幻の魚 アユモドキ 

大きな地図で見る 岡山市の繁華街から5kmほどしか離れていない高島地区。 江戸時代に整備された祇園用水が縦横に走っている。 300年前と同じ石積みの壁と砂や小石の川底が 天然記念物のアユモドキに適している。 アユモドキは祇園用水の源流である旭川と近く…

現代の恐竜!コモドドラゴン

大きな地図で見る インドネシアの南半球にあるコモド島。 東京23区を一回り小さくした島に約1000匹のコモドオオトカゲが棲む。 全長3m、体重100kgのトカゲの仲間。 2mほどのオオトカゲが、500万年前にコモドオオトカゲに分かれた。 卵からかえったときは40cm…

チョウがアリに化けた! シジミチョウ

チョウは南極大陸以外の世界中に生息している。 そのチョウの4割がシジミチョウの仲間。 シジミチョウは羽の長さが1cmぐらいのちっちゃいおなじみのチョウ。 成虫の命はわずか2週間ほどしかない。 幼虫時代をアリとともにすごす変わった蝶。 成虫の2週間、卵…

豪快!ムツゴロウ空中戦

大きな地図で見る 九州の有明海は長崎・佐賀・福岡・熊本の各県に面した内海。 干満の差が6mもあり、日本最大の干潟面積*1を持つ。 潮干狩りが出来るような干潟とは異なり、 阿蘇山などの火山灰由来の泥が20mも堆積しており、 底なし沼のようになっている。 …

ウナギが歩いた! ニホンウナギ

川でのウナギ 大きな地図で見る ”ウナじいさん”こと東明(ひがし めい)さん(ウナギつり名人60年)の案内で撮影された、 ダムや堰がない和歌山県の古座川での様子。 ウナギは皮膚呼吸が発達しており、体表が乾燥しない限りは大丈夫。 草木や地面のわずかな湿り…

北欧 クズリ最強伝説

クズリは北極圏に広く分布するが、数は少なく絶滅が心配されるイタチ科の動物。 体長は1mほどで、体重は30kg程度にまで成長する。 嗅覚に優れ、3km先からでも獲物のありかを知ることができる。 足に鋭い爪があり、木登りが得意。 大食漢で、一度に5kgぐらい…

東京タヌキ 大捜索

東京に居るタヌキは正真正銘野生のタヌキ。 大きな地図で見る タヌキは100m四方の緑があれば生きていけるといわれ、 開発が進んでも、公園などに細切れになって残った緑で生き延びた。 それが、電車の線路伝いに生息域を広げ、 排水溝、床下、材木置き場など…

トキ 人とともに生きる

日本では1981年、野生絶滅。 オスのミドリ、メスのシロが最後。 その後中国から洋洋と友友を借りてきて、 2006年には国内で98匹まで回復。 農薬により、えさとなる水棲動物が少なくなり、 巣をかける松などの大木が切り倒されて急速に数を減らした。 その後…

"氷のクマ"極北の暑い旅 ホッキョクグマ

ノルウェーの北スピッツベルゲン島 大きな地図で見る 気温が-50℃まで下がる。 ホッキョクグマが2000頭、世界の1割が生息している。 ホッキョクグマは北緯50度より北に生息している。 ヒグマが祖先で、20〜30万年前の氷河期にホッキョクグマになった。 体重80…