ハチドリ ハチになりたかった鳥
ハチドリの仲間は北南米で300種ほどいる。
番組では、中米コスタリカのジャングルの奥深くのハチドリを紹介していた。
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オオスズメバチぐらいの大きさで、虫の様な羽音がする。
また、虫のようにホバリングと瞬間移動の繰り返して飛ぶ。
このような飛び方ができるのはハチドリだけであり、ハチのような印象を受ける。
実際、300年前のヨーロッパでは、虫の一種だと考えられていた。
輝く羽毛の理由は細かい粒。
羽を拡大すると光を反射する細かい粒が見える。
鳥類の中では体が軽いとはいえ*1、ハチよりは重く、
とまって蜜を吸える花はほとんどないため、
ホバリングして蜜を吸う。
位置をキープするため、
一秒間で40回も羽を返しながら下に向かって空気を押し下げる。
また、最高時速100km程で飛行することもできる。
これだけのエネルギーを生み出すため、心拍数がものすごい。
飛行中は1000回/分にも達し、とまっているときでも500回/分*2。
体重の2倍から8倍といった大量の蜜が必要で、
多いものでは一日に2000もの花に訪れる。
3時間ほどの絶食で餓死する危険性がある。
ジャングルにある赤色の花は、ハチドリにとって目立つ色。虫には見えない。
ハチドリは虫よりもたくさんの花粉が運べるため、
受粉のパートナーにハチドリを選んで進化してきた植物。
いつもどこかで赤系統の花が咲いている。
ダチュラの仲間は、ハチドリの中のヤリハシハチドリに特化してしまった。
花の長さが20cmもあり、蜜は奥にある。
10cm以上もある長いくちばしで蜜をほとんど独占している。
また、受粉のほとんどをヤリハシハチドリに依存している。
普通の鳥類は、糞(黒い)と尿(尿酸の結晶で白い)を同時に排泄するが、
ハチドリは主食が蜜で、水分が多いため、蝉のように尿を出す。
小便の頻度はかなり高いらしいw
空中放尿ぷしゃー
おかずとして、小さな虫を空中で捕食し、
たんぱく質等体を作る材料を摂取する。
子育ては母親のみで、おなかに集めた蜜を口移しで雛にあげて育てる。
蜜は一度吸うとしばらくたまらないため、ハチドリ同士の争いが激しい。
特に、子育て時期のメスは必死。
雛の体ができてくると、羽ばたきの練習をしているうちに
体が浮き上がって巣立ちしてしまうw
むかし、夜になると心拍数と体温が下がり、仮死状態になるとか、
舌がすごく長いとかそんな映像を見た気がするが、
あれは、アッテンボローだったかな?
日記に書いたような気がしたけど、過去ログにはなかった。