シロナガスクジラ

aglassofwater2007-02-05

地球上最大の動物、シロナガスクジラ
数が少なく、なかなか見つけられないが、
オーストラリア南部の海岸から2kmの場所に、
シロナガスクジラがやってくる場所がある。
南極から流れ込む低温の栄養豊富な水が、
このポイントに沸きあがってくるため、オキアミが大量に発生。
人が多く住む陸の近くでこういうところは世界で数えるほどしかない。


体長は25m、100t以上。
潮吹きの高さが10mにも上る。
泳ぐ速度は時速30km以上。
他のクジラに比べ、ほっそりとした流線型でひれが大きい。
胸鰭から尾びれまでの比率が大きく、泳ぐときの稼動範囲が広い。
20世紀の初めまでは、捕鯨船も追いつけなかったという。


シロナガスクジラの主食はオキアミ。
オキアミは資源量が豊富。
地球上で1億トン以上発生する。
これは魚の総量より重い。
オキアミは動きも少ないので食べやすい。
体を横倒しにして、大口にあけてオキアミを海水ごと飲み込む。
オキアミが少ないときは、鰯なんかも食べる。


極周辺と赤道周辺を回遊。
夏の間に、極周辺でオキアミを食べまくり、肥え太る。
寒くなってくると赤道付近へ泳いでいき、繁殖と子育てを行う。
赤道付近は栄養に乏しいため、絶食状態になる。
このため、一年を通じ体重が激しく増減する。
一年でなんと50tも変動するとか。


ちっちゃいものを大量に、海水ごと口に含むための口。
直径10mにもなる口。
ジャンボ機の機種を飲み込むこともできるほど。
顎の軟骨が非常に発達しており、
人間の2倍ぐらいの角度に口を開くことができる。
蛇腹のようなのどが膨らみ、餌ごと飲み込んだ海水を溜めておく。
長さ1mのひげと呼ばれる歯のような物で、
オキアミを越しとり、水は捨てる。
一度に80tのオキアミごと海水を口に含む。

ダーウィンニュース

アフリカのケニアにあるホーラーパーク。
ここで飼育されているカバのオウエンとゾウガメのムゼイの仲良しっぷりがすごい。
激萌え。