レッサーパンダ

木の上で丸くなって寝る小熊猫。冬場は

成都から南へ車で3日ほどのところにある、ヒマラヤの越西自然保護区での取材。レッサーパンダは一日に2〜3kg冷箭竹を食べて生活してる。手首の骨が進化して出来た突起を利用して、器用に枝をつかみ、舌を引っ掛けて器用に葉だけを食べる。上のほうにあるやわらかい葉っぱを食べるために、立ち上がることもある。竹は冬でも枯れないので、この森のたくさんの動物の命を支えている。番組内では、この保護区に住む竹を食べて生活する他の珍獣5種*1が紹介されていた。タケネズミ以外は皆目立つ色をしている・・・。肉食獣はいないのかな?(ジャイアントパンダは猿、レッサーパンダは他のレッサーパンダの子供を食うらしいけど、主食ではない。)
縄張り意識があるようで、マーキングはお尻と足の裏で行うとのこと。つまり、歩いてるだけでも足のニオイが残るらしい。重点的につけたい場合はお尻で。他のレッサーパンダと遭遇すると、ガッガッと声を出して威嚇する。戦いに敗れると、キャーという悲鳴のような甲高い声を上げて逃げていく。
遺伝子を調べてみると、レッサーパンダはイタチやアライグマに近い種類の生き物らしい。立つところとか、くるりと尻尾を巻いて寝る姿は、イタチ科のカワウソっぽいという印象を受けました。
あと、番組冒頭のレッサーパンダにモザイクを掛けるのは何故なんでしょう?ドキュメンタリー番組としての価値が下がってしまうと思うのですが。

*1:山羊っぽいターキン、キンシコウという猿、ジャイアントパンダ、キンケイという雉、タケネズミ