生きた化石、9000万円で落札=豪で発見の植物 (時事通信) - goo ニュース

ジュラ紀に絶滅したと思われていた”ウォレミ・パイン”を、挿し木して増やしたものが競売にかけられ、9000万円で競り落とされたとのこと。ジュラ紀はもはやシダ植物の時代ではなく、裸子植物の時代だったそうで、これも杉とか松のような感じらしい。樹齢は400〜1000年ぐらいのものがあるそうだ。
生殖のすばやさ順*1にコケ→シダ→裸子→被子と、植物の時代が入れ替わってきた。苔の時代には、太陽がさんさんと降り注ぐところで良く育つ苔があったということか。スゲー。砂とか砂利の上に苔が生えて、それが土の元になった、つまり、土は生き物よりもあとに出来たという話を地球大進化で聴いた時はびっくりしたものだ。苔スゲー。
下のページによると、2005〜2006にかけて、ウォレマイ・パインの販売というか競売があるようだ。売上は、ウォレマイ・パインの研究や保護に使われるらしい。初回で9000万円もの値がついたから、総売上と、落札価格の推移をしりたいなあ・・・。

WollemiPine.com - the official home of the Wollemi Pine.(日本語。大き目の写真も20枚ぐらいある。)

*1:200年に一回生殖するコケがあったり、シダは生殖用の配偶体があったり、裸子植物は受粉してから、種が成熟するのに年単位の時間が必要だったりするらしい。その上、被子植物は種を動物に運搬してもらうことも出来る。