大追跡!草食動物は強かった

川でライオンに食いつかれたシマウマが、逆にライオンを川に沈めたり、

チーターを追いかけて追い払ったり。

Age of Mythologyエジプト文明っぽいかんじでワロタw


東アフリカのタンザニアケニアにまたがるサバンナ
ヌーは100万頭いて、サバンナで一番多い動物。
シマウマは50万頭ぐらいらしい。
この2種で、一日4万トンの草を食べているという試算もある。
大量のエサを消費するため、
マサイマラとセレンゲティという場所を
雨期と乾期で移動しながら生活している。
マサイマラは、乾季でも多少雨が降るので、草が枯れない
セレンゲティは、雨季に草が大量に生えるものの、乾季は草がない。
セレンゲティの土は火山灰でミネラルが豊富で草の栄養価も高いため、
子育てにはこちらのほうが都合がいい。


シマウマ1匹とオグロヌー*17匹に発信機付き首輪*2をつけて、
衛星で2時間ごとに位置をしらべる。
150万頭の大移動を追跡するプロジェクト。


150万頭もいる草食動物2種が一緒に行動できるのは、
草の食べる部分が違うから。
どちらも、サバンナに最も多く生えるイネ科の植物を食べるが、
シマウマは先端の硬い部分を食べる。
鋭い歯と腸にいる特別な細菌で消化可能。
ヌーは、シマウマが食べた後に露出した、
根元の柔らかい部分を主に食べる。


川幅が最大100mにもなるマラ川で足止め。
発信機の記録では、一週間以上動かないものも

大きな地図で見る


一匹がわたり始めると、いっせいにわたり始める
岸辺のあちこちから、20m近い崖からもどんどん川に突っ込んでいく。

渡河で一日1000頭以上のヌーが死んでしまう。
圧死・滑落死・溺死などのリスクがあるが、
集団でわたることで、肉食獣に狙われにくくなるメリットのほうが大きいらしい。
ヌーがワニを踏みつけていったりする。


追跡プロジェクトが監視していた7頭の内、2頭のヌーが死亡。

*1:鳴き声が「ヌー」と聞こえるからヌーだって。クルックドゥードゥーとかオインクとか、賛同できない感じだけど、これはヌーっぽい。

*2:1年後に自動的に外れる