アンシャンレジームのクライマックス

IBMら5社,32nm世代のCMOSプロセス開発で合意 - Silicon Online - Tech-On!
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070524/133052/


IntelのGargini氏,45nm以降も「2年ごとの微細化を堅持」 - Silicon Online - Tech-On!
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070524/133083/

32nmの露光技術は「水液浸」

 ドライArF露光で対応した45nmに続く32nmの露光技術については,「純水を使う液浸ArF露光を導入する」(Gargini氏)ことを明らかにした(同4,同5)。ダブル・パターニングや高屈折率液体による液浸は不要とし,「光近接効果補正(OPC)や位相シフト・マスク技術の改善で対応できる」(同氏)という。EUV(極端紫外線)露光については,「22nm以降の選択肢になる」(同氏)とした。


 22nm以降では,「(一般論として)トライゲート・トランジスタのような新構造が必要となる可能性がある」(同氏)とする。こうした新構造は,「開発段階ではプレーナ構造に比べてコスト高になるが,量産段階では採算が取れるコストに下げられる」(同氏)としている。

早いこと新光源・電子源に移行してノウハウを蓄積するかと思ってたけど、
市場での連続性のある価格を維持するためにコスト重視の決断をしたようです。


どうも、光源を変えたり、電子ビームを使うことはなさそうな雰囲気が。
最近進展著しい量子プロセッシングと、メニーコア技術で新しいレジームを作るような希ガス
ムーア以降のコスト的に現実的な路線が定まったというか。


コストコストというけど、ほんと、お金を広めた人はえらいね。
どこかで誰かが働いて付加した価値が腐らずに残るのだもの。
時も距離も越えられる。スゲエ。


今後、評価する人によらず、パフォーマンスの価値を決められるシステムが出来てきそう。
メタお金というか。


でも、野球などのものすごく限定されたルール内でさえ、
うまい価値の評価基準というのもつい最近まで無かったから、
評価する人によらず価値が定まるシステムってのは、
今からさらに人類史的な時間を経ない出てこないのかな?