国産検索エンジン

国産検索エンジンはなぜ必要なのか?--経産省担当者に聞く
http://japan.cnet.com/interview/media/story/0,2000055959,20151767,00.htm


オントロジーとか、動画や画像などにメタデータを付与してどうにかするという技術は、
NHK技研でもやってたような気が。
でも、NHK総務省系だから、相容れないんだろうなw

情報経済社会の基盤となるイノベーションプラットフォームの部分はみんなで情報開示をしてしまって、アプリケーションの部分でそれぞれの企業が競争するようにしようと呼びかけたのが今回のプロジェクトです。プラットフォームについてはみんなでノウハウを共有して活用しようということです。

単なる検索エンジンを今更出しても、Google、Yahooに及ぶどころか誰も使わない。
たとえRSS対応で、メタデータ付きの動画、画像、音声ファイルを検索できたとしても。
その上、サービスの開始段階で、参加企業が横並びの競争するようだと、
検索サイトにとって最も重要な、クロールして蓄積した情報が中途半端になりそう。
こんなのが林立しても、何ら役に立たない。


それに、いつまでもGoogle先生が中立性を保ってくれるかわからない*1ということもある。

まず前提として、現在は情報がとにかく山のように沢山あり、その中から必要なものだけをうまく抽出して知識化する技術が求められているということがあります。こういった「知識化」をできる国とそうでない国や企業では大きく違ってくるという議論を、これまで経済産業省内でずっとしてきました。

必要とする情報と関連情報をすばやく得ることを、経済の発展速度にかかわる問題としてだけではなく、
国家レベルで取り組むべき、情報の安全保障だと認識してほしい。
検索結果の上位に誤った情報が垂れ流されつづけるということは、
経済活動のみならず、モラルや社会にとっても戦略的な攻撃を受けつづけているに等しいのだ。
経済産業省の中の人には、集まった国内の総合電機メーカーや大学など38団体に、
共同出資会社を作らせて、量的にも強力なサービスが可能にして欲しいですね。
もちろん天下り先としてではなく。


また、検索エンジンなのだから、メタデータとか、オントロジーとか発散してしまうのではなく、
検索結果を表示する順序を決める方法について、日本語に絞って巧いことやって欲しい。
ページランクとかではなくって、内容的まで踏み込まないと差別化できないような気がするし。
日本語という融通が利きすぎる言語でも、自然言語処理の研究が進んでいるのなら、
ページの文章内容の処理を巧いことやってください。
そしてローコストで実用化して、世界最強ではなく、国内最強を目指して欲しいですね。
検索結果の上位3つを読めば、常に満足できる情報が手に入るエンジンを開発すれば、
メタデータとかオントロジーなど扱う内容が増えても、その情報もうまく扱えるでしょう。


個人的には、今のgoogleぐらいでもいいけど、
スプログとか、検索結果を表示しているだけのサイトなどのどうでもいいやつを切り、
検索結果といっしょに表示されるサマリーの量、精度を増して欲しいかな。


(´-`).。oO(最近、はてながつながりにくくって、更新する気がそがれる・・・。)

*1:すでに中国では検閲を認めている