ピグミーマーモセット

樹液をむさぼるマーモセット。 こっち

アマゾンのペルー領に住む小さな猿、ピグミーマーモセット。
大きさはハムスターぐらいで、125g。
動きはリスみたいで、鳴き声は”チチチチチ”と小鳥のよう。
木の上で生活しています。


食料は昆虫が3割。
残りの7割はアマゾンに良くあるマメ科の木の樹液。
樹液が良く出る木を縄張りの中心にしている。
夕方、幹に直径2cmぐらいの穴をあけ、
次の日の朝に滲み出た樹液を食べる。
なのでこの木は穴だらけ。
新しくあけた穴の周りは赤茶色に変色している。
古いものはもとの木肌色に戻っている。
樹液は透明で、ガムのような粘弾性を持っている。
糖分やミネラルが豊富で、優れた食料だとの事。


ピグミーマーモセットは、サルにしては珍しく、子供を双子で出産する。
繁殖期は半年に一度。生まれた時期の異なる子供を含む家族で暮らす。
寿命が10年しかないため、このように子を生み育てつづける。
子育ては家族で分担。2匹を背負って育てる。
残念ながら他のサルなどに樹液を奪われたりもする。
他のサルも穴をあけろよwwww
っておもうけど、穴をあけたからといって必ず樹液が出るわけではない。
人間様がナイフで穴をあけても樹液が出るとは限らないそうです。
ピグミーマーモセットが穴をあけると、必ず樹液が出る。
このメカニズムはいまだに謎だそうだ。


ピグミーマーモセットは樹液を分け合ったりする。
これはサルにしては非常に珍しい行動。
また、木に傷をつけて樹液を収穫するという行動も非常に珍しい行動。
未来の収穫を予測して働くサルの仲間は、
人間とピグミーマーモセットだけ。
つまり、ハキリアリの農耕社会は異常。ハキリアリ萌え。


体が小さいほど表面積の割合が増えるため、
熱が逃げ安くなってしまい、体温を保つのにエネルギーを消耗してしまう。
そのため、摂取しなければならないエサ量の体重に対する割合が増えていく。
サルとしては体が小さいピグミーマーモセットは、
体温を保つためにえさを食べ続けなければならない。
昆虫は一日に3匹ほどしか捕まえられないし、
必ず捕まえられるわけではないが、
樹液は傷をつければ必ず得られる。
これを主食にしたのでピグミーマーモセットは生き残れたのだそうだ。


冒頭で人間になでられてたピグミーマーモセット萌え。
でも、小さすぎてつぶしそうで怖いw
最近は、販売してるペットショップもあるみたい。
価格は50万〜100万円だとか・・・。
やはりペットにするなら、熊すら追い払うというぬこ最強。


(´-`).。oO(6月15日の視点論点で言及されていた、科学や文化の番組に出てくる集中力を殺ぐキャラクターって、ひげじいだろうか?)