マダコ

タコの皮膚。色素粒が見える

東京湾は千葉県の館山付近に住むマダコについて。海がきれいでまずびっくり。イセエビ食いまくりでうらやましい。そして、タコは貝の仲間!この回は再放送なので前も見たけど、鬱展開でしたね・・・。母ダコカワイソス。


タコは、うろこや殻がなくて無防備なので、敵に襲われないようにしなくてはならない。このため、主に夜に行動する。さらに、体の色を変えたり、筋肉を硬くしたりして、皮膚を尖らせたりして、背景に溶け込む。体の色をくるくる変得ることが出来るのは、色素の粒を伸縮させて見た目の色を変えているから。色素の粒が見えるぐらい拡大した写真は、花崗岩のよう。


八本の足は内側の1対と外側の3対で、働きがちがうとのこと。内側の1対は繊細で、昆虫の触覚のように使ったり、生殖に使ったりする。外側の3対は歩行などに使う力強い足。以前報告された2本足で歩くタコは、どちらの足を使っているのでしょうか?(二足歩行タコの動画あり。外国のブログなので英語。)


タコの足といえば、吸盤がついているものです。でも、生まれたばかりの子ダコの足には、足一本あたりの吸盤が3つしかついていない。小さい吸盤がいっぱいついているものかと思ってたけど、そういうものではないようです。
その吸盤ですが、実にすごい。まず、センサーとしての機能。吸盤で触れると手触りだけではなく、味や、匂いもわかってしまう。
そして、吸い付く能力を高めるための微細構造。吸盤には3μmの毛のような構造があり、その表面には100nmの吸盤が幾つもついている。この毛が細かいところに入り込んで、ざらざらしたところでもくっつくことが出来る。
こんなcoolな吸盤の表面を維持するため、吸盤は頻繁に脱皮する。このときタコがうねうね動いて面白い。そして、オスの足の付け根にある一際大きな吸盤は、セックスアピールに使われます。・・・味・匂い・手触りがわかって、すごい微細構造があり、頻繁に脱皮するちんこ?

吸盤 筋力を使って、吸盤の内側の圧力を下げ吸い付く。柳龍光のような感じ。
吸盤の微細構造 300μmの毛状構造。先端のポチポチも吸盤になっている。
脱皮した吸盤のカス 漏斗のような形。きれい。

タコは毒液で獲物を麻痺させるんですけど、番組中でも触れられていたヒョウモンダコは猛毒なので注意が必要です。

  • 2本足で歩くタコの動画は、Play-Yan micro用に変換しておこう。