今、仕事に対してのモラルが問われているのは、司法、行政、立法だとおもうおw
開発者、問われるモラル…ウィニー有罪判決 : ニュース : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20061213p202.htm
今の三権分立って体制が出来たころでは想定していなかったぐらい、
社会や技術の変化が激しく、早くなってきていると思うおw
かわり行く世の中において、次の時代につながる最大公約数的な意見をまとめないといけないと思うんだけど、
変な方向を向いて意見をまとめていると思うお。
今までの仕組みが通用しなくなってきているんだから、
抜本的に対応したほうがいい気がするお。
「被告人を罰金150万円に処する」――。ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」による著作権法違反ほう助事件で13日、元東京大学大学院助手金子勇被告(36)に有罪を言い渡した京都地裁判決。「(金子被告が)著作権者の利益を侵害するであろうことを明確に認識していた」とする厳しい判決は、ソフト開発者にモラルの順守を求める効果が期待される一方、ソフト開発を委縮させる悪影響の恐れもあり、専門家らの評価も複雑だ。最先端のネットワーク技術をめぐる論争は、今後も続きそうだ。
■法廷
この日、午前10時に開廷、直後に主文が言い渡されると、傍聴席は静まりかえり、黒色スーツに水玉のネクタイ姿の金子被告は、神妙な面持ちで小さくうなずいた。
その後、判決の中で「社会に生じる弊害を十分知っていた」「独善的かつ無責任な態度」と批判されると、険しい表情を浮かべた。
判決後まもなく、支援者らは地裁前で「不当判決」と書いた紙を掲げた。
金子被告を支援してきたNPO法人「ソフトウェア技術者連盟」理事の木村耕一郎さん(35)(兵庫県西宮市)は「有罪判決で、日本の情報技術(IT)の発展は止まってしまう。新しい技術を開発しようとするプログラマーはもう生まれないだろう」と話す。
■反響
著作権を持つ約300のソフトウエアメーカーなどで構成する「コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)」は有罪判決を歓迎。「著作権侵害を防ぐ措置を講じないままウィニーを開発して頒布すれば、侵害行為が必然的に蔓(まん)延(えん)することを認識していたにもかかわらず、開発・頒布した点について、裁判所が責任を認定したと考える」とのコメントを出し、ユーザーに対して、ウィニーを使った違法行為を直ちに中止するよう求めた。
大手ゲーム機メーカー、任天堂(京都市)は「ウィニーを開発、配布した行為の法的責任を判決で認めたことは、著作権を侵害されてきた私たちの立場からは歓迎できる。著作物が無断で使用される行為がなくなるよう、今後とも断固とした態度を取りたい」としている。
一方、判決直後から、ネット掲示板「2ちゃんねる」には、書き込みが殺到。「包丁を作った人も有罪か」「開発者が死すともソフトは死なず!」「悪いのは開発者じゃなくて利用者だろ」など、有罪判決を疑問視する意見が目立った。
■会見
閉廷後、金子被告は京都市中京区で記者会見。「ウィニーが有用な技術であることを評価していただけたが、残念な判決。技術開発が、あいまいなほう助の可能性を持つことになるので、開発が足止めになる判決だ」と険しい表情を崩さないまま、語った。
桂充弘・弁護団長も「残念な判決。金子被告の何がいけなかったのか、一体どうすればほう助に当たらないのかがまったく説明されていない。控訴し、高裁で逆転無罪を勝ち取りたい」と述べた。
支援者ら約60人はその後、同市の京都弁護士会館で報告会を開いた。