無人飛行機

もうパイロットは必要ありません、英国防省が一般旅客機の完全無人飛行実験に成功
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200611301433

最新の旅客機はオートパイロットの機能が向上してきているが、今回、実験で使われたBAC 1-11型旅客機は1960年代に作られた旧型の旅客機となる。あえてシステムのコンピューター化が行われていない旧式の機体を使うことでUAVCCIの実用性の度合いを見極めようとしたのが今回の実験の目的となる。

パイロットなしで民間旅客機を飛行させることは英国の法律では禁止されているため実際には、操縦席の後ろの旅客席にパイロットがスタンバイした状態での無人制御実験となったが、パイロットが操縦することが前提に作られている1960年代の古い機体をUAVCCIは離陸、飛行、着陸まで完全に制御することに成功した。

今回、旅客機の制御に使われたUAVCCIは、飛行ルートや高度、速度を指定する指定するだけで旅客機を無人で制御することができるように作られており、英国防省では今回テストが成功したこのUAVCCIを軍用機に搭載することで、現在、利用されている普通の有人用軍用機の無人化に着手したい意向だ。

国防省は今回の実験を踏まえて、来年3月には有人のトルネード戦闘機と無人のBAC 1-11型旅客機の編隊飛行などの実験を予定している。一連の実験が成功すれば、UAVCCIを一般の有人用軍用機に搭載することで2015年までにNATOの全軍用機の3分1は無人で運用したいと述べている。

自動車の自動運転も早くキボンヌ。