実用化レベルの有機EL白色発光デバイス用リン光発光材料

http://www.nikkan.co.jp/html/newrls/rls0701-08.html
コニカミノルタテクノロジーセンターが、長寿命の世界最高発光効率の有機EL白色発光デバイスの開発。
発行効率の向上とこう寿命化の両立が難しい「青色リン光発光材料」で、
発光寿命(初期輝度300カンデラ/m2で約16,000時間)の開発に成功し、
これを使って、白色発光デバイスを作製。

初期輝度 1000cd/m2
発光効率 64lm/W
発光寿命 約1万時間

携帯電話用ディスプレイのバックライトや照明用途として実用化レベルらしい。

今後、飛躍的成長が見込まれるフラットパネルディスプレイ市場では、液晶・プラズマ・有機ELなどが主流となると予測されます。既に幅広く使用されている液晶などに比べ、有機ELは、材料分子自体が発光するため、低電力で高い輝度が得られ視認性が高い上、薄くて均一に面発光するというメリットがあり、次世代のディスプレイや照明デバイスとして注目されています。有機ELには、「蛍光発光」と「リン光発光」があり、「蛍光発光」は既に商品化されていますが、効率面で圧倒的に優位な「リン光発光」はまだ開発段階で、次世代有機ELとして注目されています。