安全と利便性の落としどころ。

チェルノブイリ原発事故から20年が経ち、ソ連邦の崩壊を経て、
舞台となったウクライナ原発推進政策に舵を切った。
具体的には、2030年までに20基の原子力発電所を増設する方針とのこと。
過ぎたことや死んだ人よりも、
今生きている人たちの今と近い将来を保障することのほうが、
20年という年月を経た今、政治的に価値が高いということなのでしょう。
ロシアの支配から逃れるという側面もあると思いますが。


初めて原子爆弾が使われたヒロシマには、しばらく草も生えないといわれていましたが、*1
人間は住みつづけましたし、増えていきました*2
一方で、戦術核兵器を用いた戦場での制圧の訓練のために、
戦術核を使用して間もない爆心地へ向かって行軍し多数の兵士が被曝したりもしました。


チェルノブイリ原発事故という人類史上最悪の原発事故は、
原発事故はチャイナシンドロームを引き起こすというネタよりは、
まだマシであったということなのでしょうか?
原子力に対して、まずい意味でなれてきてしまったような気がします。


とはいえ、エネルギーが不足し出したら、
原発事故どころではない第三次が起きてしまうと思いますが。

*1:この話に関して100年と聞いた気がするけど、ネットによると50〜400年とばらつきがありました。

*2:被曝した方で、なくなった方や、大変な目に会った方もいらっしゃいますが。