小惑星探査機はやぶさのイトカワからの帰還

はやぶさ」探査機の状況について | JAXA
http://www.jaxa.jp/press/2006/03/20060307_hayabusa_j.html


はやぶさと地球と間の途絶していた通信が回復した。
でも、8bpsとか、32bpsぐらいの通信速度。
kbpsとか、下手するとGbpsとかっていう表記が踊ってる今からすると、
果てしなく遅い速度に思える。


1896年にモールス信号による無線通信がなされてから、
20世紀の前半の無線通信速度は、
1942年頃にモールス信号の早打ち名人の175文字/分だったそうだ。
モールス信号における文字が5bitぐらいであるとすると、
大体、早打ち名人の通信速度は15bpsぐらい。
今のはやぶさは、この頃のオーダーで通信してる。


100年前、20世紀の初めごろには、これぐらいの通信速度だったんだ。
なんか、はやぶさの中の人が必死にモールスを打ってるような気がしてくるな。


でも、速度は同じぐらいでもその頃では考えられないぐらい遠くと通信してるんだ。
明らかになってきた気体の様子からは、状況はより厳しくなっているみたいだけど、
はやぶさが採取サンプルをちゃんと持ち帰ってくれればいいな。