丸紅、消臭縫製糸「デオシーム」を採用した繊維製品の開発に着手

  • 消臭糸はレーヨン繊維にカルボシキル基カルボキシル基(―COOH)をグラフト(接ぎ木)共重合することにより、塩素性悪臭物質に対する強力な消臭機能と耐久性を持つ繊維となっています。
  • デオシームの特長
    • 消臭力の持続:  中和反応を利用して消臭するので、個人差はありますが2〜3 日着続けても、体から出る汗などの不快な臭いは、消臭・抑制されます。
    • 繰り返し利用できる経済性:   消臭力が下がったら日に干すか洗濯すると、悪臭成分が洗濯水や空気中の水分(水蒸気)へイオン化して離れるため消臭力は回復します。
    • 嫌な臭気だけを中和する選別消臭能力:   アロマ、香水などの芳香剤は中和せず、悪臭だけ消臭します。
  • 消臭、抑制対象成分
    • アンモニア(尿、汗など)
    • トリメチルアミン(腐敗魚臭、生理臭など)
    • イソ吉草酸(わきが、足のにおいなど)

[http://www.phenix.co.jp/admin/upload/pre20050628_081506.pdf:title=PHENIXプレスリリースより*1。(PDFファイル)]

私のような足が猛烈に臭い人間に朗報になるのでしょうか*2。縫い合わせるのに使う糸だから、布地に使われる糸と違って、デザインに与える影響が少なくてすむし、製品の価格に対する影響も大きくはならないのではないかと。染められる色に制限があるのかもしれませんが。

06年春夏向けから共同開発商品を販売予定で、丸紅は07年度に10億円の売り上げを目指す。
丸紅は展開用途が幅広いため、繊維各部門の要員で構成する「デオシーム商品開発チーム」を9月下旬に立ち上げる。同チームは商品開発計画の策定や販売先の選定などを行う。丸紅の繊維各部門が横断的に一つの事業に取り組むのは珍しい。

カネのニオイは消せないようですが

*1:ライセンスを結んでいるという東神のHPはないもよう

*2:現在は重曹で対応してますが面倒くさいし、爪にダメージが。塩基性の悪臭成分を捕える理屈はわかったけど、酸性の悪臭成分はどう捕えているんだろう