ガスを止められた話

サラダ油を使った灯り

ガス料金の支払いが面倒で滞納しつづけてたら、ガスをとめられたことがあります。ガスのありがたみを知るためのいい機会なので、冬場の一ヶ月間ガスなしで生活してみた。私はガス暖房は使用していないので、炊事と給湯のみにガスを使用。この二つを解決すれば、生存には問題ありません。炊事は、電気炊飯器と電子レンジがある。最近これらを利用した料理テクニックの情報の蓄積は目を見張るものがあります。*1それに、どうしてもガスを使いたかったらカセットコンロ(私は持っていないが・・・)がある。ガスの供給が止まっても、炊事には不安はない。
給湯に関しては、電気ポットがあるので、これでお湯を沸かして水で薄めながら使えば、40度のお湯が洗面器2杯分ぐらいになる。この操作を何度か繰り返せば、体を洗うことができる。ガスを止められた時、髪の毛が長めだったので、髪を洗うのにはお湯がたくさん必要だったけど、髪の毛を五厘刈りにすれば、全身で洗面器2杯分で十分だろう。
一ヶ月試してみた感想は、意外と暮らせちゃうって感じでした。冬場だったので、お風呂が恋しかったですけど、ぶっちゃけ、夏だったらそのままガスを解約したかもw(滞納していた料金は払いますよ?)
そんなこんなで、電気を止められた場合のことを妄想してみたのですが、サラダ油を使った灯り(画像。常夜灯ぐらいの明るさ。)*2と、浴槽を使った踏み洗いあたりで結構しのげそうです。クーラーと情報が遮断されてしまうので痛いですが。
両方止まった場合はどうしようもないですね・・・。いろいろな意味で七輪+練炭が役に立ちそうです。*3

  • 各種燃料のおおよその熱量
燃料 熱量
プロパンガス 100MJ/m2
都市ガス 45MJ/m2
石油 37MJ/L
練炭 24MJ/kg
電力 3.6MJ/kWh

*1:炊飯器でパンを作ろうと考えた人はどうかしてる。良い意味で。

*2:ティッシュペーパーをアルミホイルで固定して灯芯にしたもの。時代劇に良く出てくる油皿とおなじ。サラダ油もキャノーラ種だけど菜種油だし。

*3:現在では、管によって輸送可能で、着火・消化が容易、火力も調節できる灯油やガスに主役を奪われた練炭。それでも薪や炭に比べて、形が決まっている、燃焼時間の予想がつく、高火力など、練炭はかなり恩恵があったと思います。開発した人は、初めて購入する練炭が自殺用、という人がでてくるとは想像もつかなかったでしょう。