イノベーション指向の成果や努力の評価法が無いっぽい。

NEDO海外レポート1010号(10月31日)より。

15:イノベーション投資の成果に不満を抱く企業役員が増加
ボストン・コンサルティング・グループ発表の「イノベーション2007」によると、イノベーション研究
は大企業幹部の期待に沿う成果を生んでおらず、このため米国企業は欧州やアジア企業ほどイノベーショ
ン研究に投資を行っていないという。同調査では世界各国の約2,500 名の企業役員を対象に、自社のイノ
ベーション研究について尋ねており、それによると、イノベーション研究に前向きな意見を持つ企業役員
が2006 年に比べて減ってきている。注目される結果は下記のとおり。
イノベーション予算の投資利益率に満足している企業役員は46%(昨年は52%)
イノベーション予算を来年増額する予定であるという回答者は66%(昨年は72%)
イノベーション予算を来年増額すると答えた米国企業は64%、アジア企業は76%、欧州企業は74%
(Manufacturing and Technology News, September 17, 2007)

いつも気になっているのですが、今までの研究開発や経営の評価と異なる、
イノベーションへ向けての努力(成果)の評価方法というのはあるのでしょうか?
イノベーションイノベーションといわれますけど、
結局は旧態依然の論文と学会発表と特許でしか評価してないのに(後は作文・・・)、
現場がイノベーションに向けて動くとは思えませんが・・・。


このゆり戻しは、至極当前だと思います。