虎屋の和菓子アート展

残念ながら、展示の量はかなり少なかったです。
私事ですが、最近、研究とは思えないほど、手工芸的な試行錯誤をしまくっているので、
展示してあった道具をものすごくねっとりと視姦。
個人的にはまあためになったかなと。


上映されていたビデオを見ていて、
人間は本能的に色彩の鮮やかな物を好むのだろうか?
って思ったのですがどうでしょう?


最近は健康志向もあって、あまりに鮮やかな色をしている物は敬遠されがちだと思うのですが、
江戸のころに洗練されていった、花鳥風月を織り込む和菓子はとても彩り豊かだし、
本能丸出しの子供はねるねるねるね*1とかカラフルな菓子を好むし、
色彩の鮮やかな食べ物を求めるあまり、人工食用色素を使って青だの緑だのの沢庵漬けを作ってた時代もあるらしいし。
どうなんでしょう?


帰りに野郎一人で地下にある喫茶所でお汁粉を食べてきました。
アルコールがない分、メイド喫茶へ行くよりは安くすみましたw


あと、展示室の中に「横浜国立大学ご一行様はこちら」みたいな張り紙があって、
それがとても気になりました。
横国の人が何をしにきてたんだろう?
混練技術とか、味覚の定量化とかの共同研究の打ち合わせかな?

*1:赤キャベツやクチナシなど天然物由来の色素を使っています。http://www.kanebofoods.co.jp/nelnel/mama.html