NTT西日本のグリッド・サービス
NTT西がグリッド・サービス開始,フレッツ利用者のPC資源使う
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20051221/226618/
昨日もちょっと書きましたけど、提供側ではなくて、
依頼側からすると、対価を払う方式というのはどう感じられるのでしょうか。
ちょっと他のサービスを見てみましょう。
NTTデータのセルコンピューティングでは、
一日あたり、4/3年程度のCPU時間が提供されています。
平均した一時間あたりの処理は約2ユニットです。
私がセルコンピューティングに提供している、
AMDのAthlon64 3000+@2200MHzは、
一時間に3ユニット処理*1できるので、
同じようなCPUが参加するとすると、AMDの1500MHzプロセッサで、
どれぐらいの時間がかかる処理なのか?と見積もればよいのでしょうか。
CPU時間一年分の処理には、他の対価なしのものに比べて、
¥17,280余計に払うことになります。
CPU時間百年分だと、当然170万円になります。
意外とC3/533みたいのが多いと、200万円とかになってしまうのでしょうか。
ちょっと怖いですねw
まあ、クロノスのようなハードな計算は無償のグリッドで、
スピードが要求されるのはインセンティブをつけたもので、
ゴリッと処理するというような棲み分けになるんですかね。
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でも、参加できる人が、NTT西日本の人だけ・・・。
参加者数の上限がこのグリッドサービスの競争力を奪わなければいいんですがね。
なんとなく運営する人が一番大変なんだなw
処理能力の上限がちらちら見える状態で、
対価を払いつつも対価なしのサービスと競争しながら、
運営?努力で黒字にしていくのを強いられるわけだw
なんにせよ、余剰処理能力を有効に使おうという意識が広まってくれればいいですね。*2