健康プラスα ゴマの健康成分“セサミン”で脂質も血圧も低下 - nikkeibp.jp - 健康

 ゴマは、抗酸化物質の「セサミン」、不飽和脂肪酸の「リノール酸」「オレイン酸」、ミネラル分の「鉄」「カルシウム」などを多く含む、健康効果の高い食品だ。例えば、不飽和脂肪酸は悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の値を下げ、鉄分は貧血予防に、カルシウムは骨を強くしてくれる。まさに、生活習慣病の予防効果も期待できる万能選手といえよう。

 ゴマの健康成分の中でも最近、特に注目を集めているのが、体内で強い抗酸化力を発揮するセサミンだ。セサミンは、悪玉コレステロールを低下させて動脈硬化を防いだり、アルコールの代謝を促進したり、肝臓を保護するといった効能があると報告されている。さらにセサミンは、ヒトの血圧を下げる効果があるという研究結果も報告された。

ここまでは良いとして、

この人たちを「年齢」「BMI」「血圧」などの条件がほぼ同じになるようにA群とB群の2グループに分け、A群にはセサミンカプセル(セサミン10mg+小麦胚芽+ミツロウ)を、B群にはプラセボカプセル(小麦胚芽+ミツロウ)を1日6粒、4週間継続して摂取してもらった。この期間の初めと終わりに血圧を測定した。

 その後、4週間ほど、セサミンプラセボカプセルも摂取しない期間をおいてから、今度は逆にA群にはプラセボカプセルを、B群にはセサミンカプセルを4週間摂取してもらった。この期間の初めと終わりにも、血圧を測定した。また、4週間おいた後に血圧を測った。

 その結果、いずれのグループも、セサミン摂取後には最高血圧最低血圧共に、摂取前に対し有意に低下した(表)。しかし、摂取を止めた4週間後は、血圧は元に戻った。

 宮脇氏は、「セサミン摂取後には最高血圧が平均3mmHg低下していた。3mmHgの低下により、脳卒中の死亡率は約10%の低下が期待できる」とその効果について語る。

3mmHgって値は如何なのか?これが有意なら、この12週間毎日血圧を測ってもらったデータを載せて、傾向を見せたほうが説得力がありそうな気がするんだが・・・。